交通事故によるむちうちの対処法

むちむちは一言で言えば「ひどい首の捻挫」です。

 

交通事故で後ろから追突されると首が前後に

大きく振られ首の前側の筋肉を傷めます。

 

また首の関節も衝撃によってグラグラになるため、

首の回りの筋肉が過剰に働いて、グラグラを

止めようとします。この時に首が痛くなります。

 

対処法としては4つあります。

 

①コルセット

②アイシング

③リハビリ

④枕

 

です。

 

整形外科などの病院へ行くと

「頸椎(けいつい)カラー」 といって

首輪みたいなコルセットが 渡されます。

 

頸椎カラーは痛みが引くまでは首に巻いて

固定していた方がいいですが、痛みがある程度

引けば個人的には外した方がいいです。

 

理由は長期固定してしまうと首の 筋肉が衰え、

頭を支えるのが困難になり 外せなくなるからです。

 

自分でできる対処法として最初にやってほしいのが

アイシングです。

 

アイシングは氷嚢などを使って行うのがいいのですが、

ない方はビニール袋を 2枚重ねて、そのなかに氷を

入れます。

 

氷が大きいと首に当てるときにピタッと 当たりませんので

ハンマーなどで叩いて 小さくしてから痛い部分にに

10分間当てて ください。

 

痛みが和らぐまでには2時間おきに アイシングを

行います。

 

アイシングで注意してほしいのは アイスノンや

アイスパックを使うことです。 理由は冷えすぎて

凍傷になるおそれがあるので絶対に使用しないで

ください。

 

また、お風呂で温めるとさらにひどくなるので

注意して下さい。

 

痛みが引いたらお風呂に入って 頂いても

構いませんが、アイシングは必ずお風呂の

前でなく後にやってください。

 

次にリハビリですがむちうちのリハビリは

事故してから一週間後から行います。

 

おでこに手(手掌)を当てて、痛みのない状態で

前から、後ろから、横から、斜め前、斜め後ろから

押します。

 

次に痛みのない範囲で首を横に少し回して 前から、

後ろから痛みのない状態で押します。

 

次に反対にも少し回して前から、後ろから

痛みのない状態で押します。

 

この時の注意点は押したときに首に少し力を いれて

首を動かないように固定しておくことです。

 

イメージとしては“おしくらまんじゅう”のように

押し合いっこしている感じです。

 

回数は1日おきに7秒間を3回行い、

痛みがなくなるまで続けます。

 

時間のある方はリハビリした後に アイシングを

するのをお勧めします。

 

あと大切なのは枕です。

むちむち初期は枕が合わない ことがありますので

バスタオルを何枚か 重ねて痛みない状態を探して

調節してください。

 

朝起きて、痛みが強くなっている場合は

枕が合っていない証拠ですので、この場合も

調節して下さい。