交通事故で追突され、首から腰が痛い春日井市の患者さん

夜に追突事故にあい

整形外科で頚部捻挫、腰部捻挫と

診断された方が来院されました。

 

問診で、腰は一日中痛く、

首は寝ようとする動作が辛いそうです。

 

事故日から、鈍痛がずーっと続き

何をしても痛みがでる状態でした。

 

触診で、首はストレートネック

腰は反り腰になっていることが

分かりました。

 

頚椎を触ってみると、

7つある首の骨がくっついて、

一本の棒のようにかたまっていました。

 

そのため、首を前後に倒したり

左右に倒したり、回すのが困難な

状態でした。

 

もともとストレートネックだった可能性が

ありますが、追突事故によってさらに

悪化したかもしれません。

 

特に首を後ろに倒すことは全く出来ず

車の運転も辛かったと思います。

 

ストレートネックの治療は

動きが悪い頚椎を見つけて、動かない方向へ

優しく矯正してあげれば動くようになります。

 

首が全く動かない場合には

特殊な矯正器具や呼吸を使って

矯正するので首への負担は全く

ありません。

 

反り腰の治療は、腸腰筋のストレッチと

腰椎の矯正になります。

 

腸腰筋は腰骨の前から股関節に

くっついている筋肉です。

緊張すると腰骨を前に引っ張り

反り腰の原因になります。

 

腰骨である腰椎は前弯といって

少しカーブしているのですが、

このカーブが大きくなると

反り腰になって腰痛になります。

 

5つある腰椎のうち反り腰によって

骨が前に歪んでいるところだけ

矯正して後ろに戻します。

交通事故で横から追突され右腕が上らなくなってしまった春日井市在住の患者さん

交通事故で真横から追突され

車内で右肩を強打し、右腕が上らなくなって

しまった患者さんがお見えになりました。

 

整形外科のレントゲンでは骨には異常なし。

ロキソニンと湿布を処方されましたが

右腕は痛くて上がらないままだったそうです。

 

初診時に触診してみると

右側の鎖骨両端の関節が歪み

右肩が上らないことが分かりました。

 

鎖骨は肩関節を動かすとき

重要な働きをしています。

 

車で例えると、肩はタイヤで

鎖骨はシャフトになります。

 

シャフトである鎖骨がクルクル回る

ことによって、タイヤである肩が

回るしくみになっています。

 

つまり、鎖骨が回らないと

肩関節も動かなくなります。

 

上記の患者さんは

鎖骨内側の関節である胸鎖関節と

鎖骨外側の関節である肩鎖関節が

事故の衝撃によって関節が歪み、

ロックされている状態でした。

 

関節がロックされているので、

これを解除しなければ、ロキソニンや

湿布を貼っても根本的には治らなかったと

思われます。

 

最初の施術で座った状態から

胸鎖関節と肩鎖関節を矯正してみたら

直ぐに全く上がらなかった右肩が

上るようになりとても喜んでくれました。

 

肩の疾患で治癒するまで時間がかかる

四十肩や五十肩、肩関節周囲炎、

インピンチメント症候群(挟み込み症候群)、

肩峰下滑液包炎、肩腱板損傷では

なかったので直ぐに改善したと思います。

 

交通事故により天気が悪くなると首や肩が痛くなってしまった春日井市のNさん

春日井市の信号のある交差点で

右折車線で停止していたら、

後ろから追突された患者さんが

お見えになりました。

 

整形外科の診断書には

頚部、背部、腰部挫傷。

レントゲンで骨には異常なく

神経症状もなし。

 

筋肉、腱の痛みが主体と

思われますとのこと。

 

当院で触診をしてみると

首から肩にかけて非常に

こわばっている状態。

 

特に上の物をとるときに

首がズキッと痛む。

 

ゆっくり回さないと

首が左右に回らない。

 

ストレートネックで

首の筋肉や僧帽筋が過緊張。

 

明らかに

ひどいムチウチの症状。

 

初診は、アイシングを行いながら

首を動かさないで施術。

 

施術が限定されるため

治療期間が長くなってしまったが

ある程度、首を回せるまで改善。

上を向くのはまだ困難。

 

ある時から、天気が悪くなると

症状が悪化することが判明。

天気が良い日は、症状は

安定しているとのこと。

 

天気の影響で痛みが出る原因としては

気圧の変化による身体の変化、

もしくは、交感神経への刺激だと

思われる。

 

雨など天気は低気圧が影響しているが

これが身体にも影響を与えている。

 

外が低気圧のときは

体の中は高気圧になっている。

 

身体の内外の気圧差をなくし

均衡にするために体内で膨張が起きる。

 

ちょうどポテトチップスを持って

山に登ると膨らむ現象が

体内で起きている。

 

体内で膨らむということは

損傷した筋肉や腱、関節包が

膨らみ、痛みが出る可能性が高い。

 

これが低気圧による痛みだと

考えらる。

 

次に交感神経への刺激。

これは、天気痛と言われている。

 

低気圧によって交感神経が刺激され、

その影響で、近くを通っている

痛みを感じる神経も刺激されて

痛みが出るという。

 

「天気痛外来」もあるくらいなので

今後、気圧の変化で体調を崩している方に

朗報があるかもしれない。

 

交通事故により右肩から右腕にかけて痛みやしびれが出た春日井市外のSさん。

右折しようとしたら前から直進車が衝突

2車線の右折で信号待ちをしていたSさん。

青から黄色に変わったのを確認して、

右折しようとしたら、前から直進車が

突っ込んできて激しく衝突。

 

左側のドアやバンパーが破壊され

廃車になってしまった。

 

もし、右側から衝突されていたり

左ハンドルだったとしたら

命も落とすかもしれない

危険な事故だったらしい。

 

直ぐに警察に電話をして

加害者と一緒に警察署内で

ドライブレコーダーを見て

事故状況を確認。

 

完全に信号が黄色に変わっているのに

加害者が無視をして突っ込んできたのが

映像から確認できたとのこと。

 

ある予約をしていて、

出発する時間が遅れ、間に合わないと思って

急いで運転していたらしい。

 

どんなときも、急がば回れ。

焦って行動しているときは

トラブルが発生することが多いです。

右肩から右腕の痛み、しびれの原因

病院でレントゲンやMRI検査を

受けたところ、骨には異常なし。

 

MRIでも、神経は損傷していないこと。

なのに、しびれが出ているので

筋肉の損傷による神経の圧迫と

思われる。

 

首を左右に回してもらって、

手首の脈を計ってみる。

 

正面を向いて計ったときよりも、

明らかに脈が遅くなっている。

 

これは、胸郭出口症候群の中の

斜角筋症候群という疾患か、

どうかを判断する検査。

 

首の斜角筋という筋肉が緊張し

下を通っている神経や血管を圧迫して

しびれが出ていると思われる。

 

次に、右の腕を伸ばして

後方に引いて脈を診てみる。

 

首を回したときと同じように

脈が遅くなる。

 

これは胸郭出口症候群の中の

小胸筋症候群(過外転症候群)という

疾患かどうかを判断する検査。

 

胸の小胸筋という筋肉が緊張して

下を通っている神経や血管を圧迫して

しびれが出ていると思われる。

 

検査結果から、

斜角筋症候群も過外転症候群も

両方、発症している可能性が高いことが

分かった。

胸郭出口症候群の原因

原因は上でも述べたように筋肉が

神経や血管を圧迫するために起きます。

 

そのイラストを下図に示します。

赤い丸で囲まれたところで

筋肉が神経や血管を圧迫します。

 

また、交通事故でだけでなく

なで肩の人やストレートネックの人が

なりやすいです。

 

20代の女性がなりやすいですが、

その他に格闘家の人や弦楽器を弾く人、

重い荷物を担ぐ人がなりやすいです。

 

そしてあまり整形外科的には

重要視されてませんが、

逆流性食道炎の人がなりやすいです。

 

なぜかと言いますと、

逆流性食道炎の場合、

喉頭部に慢性的な炎症ができ

その結果斜角筋が刺激されて

斜角筋症候群になりやすいのです。

胸郭出口症候群の症状は?

・肩こり

・腕や手のしびれ

・手の血行不全(冷え、だるさ)

 

更に症状が悪化すると、、、

・耳鳴り

・ふらつき感

・後頭部から耳、口当たりのしびれ

などが症状として出てきます。

斜角筋症候群

胸郭出口症候群は、筋肉が神経などを

圧迫する場所の違いによって

2種類に分けることが出来ます。

 

斜角筋症候群は

前斜角筋や中斜角筋が緊張して

前・中斜角筋の間を通っている

腕神経叢という神経の束や

鎖骨下動静脈が圧迫されることに

よって、さまざまな疾患が出てきます。

 

過外転症候群(小胸筋症候群)

過外転症候群(小胸筋症候群)は

小胸筋が緊張して、この筋肉の下を

通っている神経叢という神経の束や

鎖骨下動静脈が圧迫されることによって、

さまざまな疾患が出てきます。

胸郭出口症候群診断テスト

アレンテスト

斜角筋症候群の場合、

上図のような姿勢になり

痺れが出てきたら斜角筋症候群の

疑いがあります。

挙上テスト

過外転症候群の場合は、

上図のような姿勢になった時に

しびれが出たら疑いがあります。

胸郭出口症候群を改善ストレッチ

最後に胸郭出口症候群に

効果的なストレッチを紹介します。

 

上図のように壁に手をつきます。

(この時、手は胸の高さで肩幅より

少し広めに開けてください)

 

次に腕立て伏せをやるような感じで

腕を曲げていき曲がりきったら

状態をもとの位置に戻します。

 

10回を2セットお風呂上りに行ってください。

*痛みが出る場合は控えてください。

交通事故により腰痛になってしまった春日井市のHさん

赤信号で止まって待っていたHさん。

後から突然、ドーンというものすごい衝撃が

全身に伝わり、一瞬、何が起きたのか

分からず、気が動転したそうです。

 

後を振り返ると、

後車が後ろのバンパーに

突っ込んでいるのが分かり

事故にあったことを理解できて

冷静になれたそうです。

 

坂道で、路面が凍結していたのですが

加害者の車は、ノーマルタイヤで

スタッドレスを履いてなくて

スリップして追突してしまったそうです。

 

事故直後は、どこにも痛みを

感じなかったのですが、車から降りる時に

 

「ズキッ」

 

と腰に痛みが走り、

真っ直ぐ立てなかったそうです。

 

凍結でのスリップ事故。

ブレーキがあまり効かないので

予想以上に衝撃が強かったと思われます。

 

直ぐに、整形外科で診てもらい

骨には異常はないこと。

 

しびれなどの神経症状はなかったので

MRIは撮らず、当院を紹介して

頂きました。

事故直後は、腰を動かさないで施術します

交通事故直後は、

どの方向に腰を動かしても痛みや

違和感が残ることがあります。

 

そのため、施術も痛みがある程度

消えるまでは、氷水によるアイシングを

行ってから、腰を動かさないで施術を

行います。

 

検査や矯正などによって

無理に腰を捻ったりすると

悪化することがあるからです。

 

 

事故によって捻挫を起こしてい筋肉に

対しては、マッサージや揉んだりすると

炎症を起こしてしまうので、触っても

摩る程度です。

 

筋肉が部分断裂を起こしている場合は

断裂している部分に向かって左右から

筋肉を近づけます。

 

その状態でテーピングなどで固定して、

部分断裂した部分が早くくっつくように

促します。

 

腰骨が歪んでしまったら、

身体を動かさないまま矯正します。

 

呼吸を使ったり、特殊な器具やベッドを

使って矯正することが可能です。

 

問題なのは腰の神経損傷です。

身体を動かさないで施術はできるのですが

それでも事故直後は危険な状態です。

 

症状を聞きながら、検査で容体を

確認しながら、慎重に施術を行います。

腰痛の症状

交通事故で多いのが腰椎捻挫です。

専門的には、筋・筋膜症と言います。

 

追突などの衝撃によって

腰の筋肉が強く伸びてしまい

筋繊維や筋膜が部分断裂を

起こします。

 

事故直後は、腰のどこが痛いのか

よく分からず、全体が痛いと訴える

ケースが多いです。

 

時間が経つにつれて、

施術の回数を重ねるにつれて、

どこが痛いのか明確になり、

 

「ここが痛い」

 

と指を差して伝えてきます。

 

腰痛捻挫であれば

腰骨の左右に疼痛が出ることが多いです。

 

腰を前後に曲げたり、左右に捻ったり、

立ったり、座ったりするとき、

車の乗り降りの時に違和感や張り、

痛みが出ることがあります。

 

事故による腰痛がひどい場合は、

腰を動かすことができません。

 

腰を使う動作が困難になり、

日常生活に支障をきたします。

もしも、交通事故で腰痛になってしまったときの対処法

最初にやるべきことは

氷水によるアイシングです。

 

患部に10分間当てます。

痛みが軽減するまで、2時間おきに

冷やします。

 

事故直後は炎症が強いと思うので

腰に熱が出ている可能性が高いです。

 

この状態でお風呂になどに入って

身体を温めると、炎症がさらに悪化するので

気をつけてください。

 

アイシング後に行うことは

コルセットによる固定です。

 

無理に腰を動かすと、

症状が悪化する可能性があります。

 

しっかりしたコルセットで

固定することによって

腰の動きを制限させます。

 

一重のベルトのコルセットは

固定力が弱いので、二重のベルトの

コルセットをお勧めします。

 

アイシングとコルセットで

腰痛が緩和したら、病院でのリハビリや

接骨院での施術を受けることを

お勧めします。

交通事故により、首を痛めてムチウチになってしまった春日井市のUさん

信号待ちのときに後ろから追突され

首を痛めて、ムチウチになった患者さんです。

 

追突されたとき、顔を横に向けて、

助手席の方とおしゃべりしていたために

ひどい首痛、ムチウチとなってしまいました。

 

どういうことかと言いますと

真っ直ぐ向いていれば首の筋肉は緊張せず、

頸椎も回旋せず安定しているので

横を向いているよりもダメージは

少なかったと思います。

 

横を向くことによって、筋肉は捻じれて緊張し、

頚椎は回旋したままなので、衝撃によって

捻挫や歪みが生じます。

 

追突の衝撃が小さくても

首を横に傾けたり、回したりしているときに

衝撃を受けると、首への損傷が大きくなり

予想以上に痛みが出ることがあります。

 

事故にあった場合は、病院へ行くまで

できるだけ首を動かさないことが鉄則です。

 

上記の患者さんは、直ぐに病院で診てもらい

頚椎カラーといって、首に巻くギブスで

しっかり固定されてました。

 

そのおかげで、事故直後の症状が

悪化しないまま、当院の施術を受けて

頂くことができました。

 

この患者さんは、2度目の交通事故だったので

対処法が分かっていたのですが、

初めての事故だと、どうすれば良いか

分からない方がほとんどです。

 

交通事故にあったら

首をできるだけ動かさない。

 

これができるかできないかで

症状の経過が変わってきます。

事故直後は、首を動かさないで施術します

猛スピードやノーブレーキ、正面衝突など

首への衝撃が強い追突によって、

首痛やムチウチになると、最初は痛みで

首が全く動かせなくなります。

 

ただ事故直後は、興奮して首の痛みを

忘れていることが多いので、多少、

動かすことができるかもしれません。

 

時間が経って落ち着いてくると

首全体がガチガチにかたまって

強い痛みを感じるようになります。

 

このような状態で来院すると

首を回すどころか、寝ることもできません。

 

なので座ったままの状態で

施術を開始します。

 

痛みが強く、腫れている場合は

氷水によるアイシングと靭帯の修復を行う

超音波を当てます。

 

次に、首を動かさないで歪んでいる骨を

見つけて優しく矯正します。

 

これで少し首が動くようになるので

介助しながら仰向きで寝てもらいます。

 

この時も、まだ痛みで首が回せないので

ゆっくり頭を持ち上げて、かたまった首を

前後に少しずつ動かします

 

これによって頸椎の可動性を広げます。

 

動くようになったら、首は動かさないまま

呼吸を使って、歪んでいる骨を見つけ

下から上にゆっくり持ち上げます。

 

何度か行うと、歪んだ骨が元に戻り

わずかに首が回るようになります。

 

一日で交通事故による首痛やムチウチが

大幅に改善することはないので、自宅での

リハビリを行いながら定期的に通院して

もらうことになります。

首痛、むちうちの症状

追突により、首が前後左右に振られて

筋肉が捻挫を起こすことがあります。

 

ひどい場合は、首全体が腫れて

熱感もあります。

 

事故直後は、どこが痛いのか

良く分からず、全体が痛いと訴える方が

多いです。

 

時間が経つにつれて、痛い場所が

明確になってきます。

 

捻挫による筋肉の痛みは

首を動かして筋肉が引っ張られると

ズキッとした激痛が走ります。

 

動かしても痛みが出ない場合は

その方向の筋肉は捻挫が起きていない

ことになります。

 

左右前後痛みがある場合もあれば

右だけ、後だけといったこともあります。

 

 

首の骨である頸椎が歪んでしまうと

ヘルニアや椎間孔狭窄症という疾患になり

神経を圧迫して、背中や腕、手にしびれが

でることもあります。

 

神経に触ると、しびれ以外に

手や指に力が入らなくなったり、

手や腕の感覚が鈍くなったりします。

 

このような症状は、重症になる可能性が

あるので、直ぐに病院でレントゲンや

MRIを撮って確認することをお勧めします。

もしも、交通事故で首を痛めてムチウチになってしまったときの対処法

上記でも述べましたが

一番大切なことは首を動かさないことです。

 

交通事故によって、もしかしたら

脳が損傷している可能性もあるからです。

 

病院に行ったら、直ぐにコルセットの

頸椎カラーで首を固定しましょう。

 

次にやるべきことは

氷水によるアイシングです。

患部に10分間当てます。

 

事故直後は、2時間おきに

冷やすことをお勧めします。

 

冷湿布は、表面しか冷えないので

お勧めしません。

 

ある程度、首が動かせるように

なったら首の筋肉のリハビリです。

 

おでこに手を当てて後ろに押します。

それに拮抗するように頭で前に押します。

手と頭で押し合いっこするイメージです。

 

この時、力は入れてますが、

頭は動かない状態になります。

 

頭の左右と後ろも同じように

押し合いっこします。

 

力を入れている時間は

7秒間×3セットです。

交通事故により、頸椎ヘルニアになってしまった春日井市のKさん

交差点で止まっている時に、

後ろから追突され、頚椎ヘルニアなってしまった

患者さんです。

 

MRI写真を見ると、頸椎の5番目と6番目の椎間板が

飛び出して、右側の神経を圧迫しています。

 

初診時は、首にコルセット(頚椎カラー)を巻いて

固定されていました。

 

どこまで動かせるか確認するために

コルセットをそーっと外してもらって、首をゆっくり

回してもらったのですが、どの方向にも動かすと

直ぐに、ズキッと痛みが走りました。

 

たぶん、追突の衝撃が強く、椎間板だけでなく

筋肉や靭帯も損傷している可能性が高いです。

 

交通事故によるむちうちは、最初はどこが

痛いのか分からないことが多いです。

 

時間が経って炎症がおさまってくると

痛い場所が明確になってきます。

 

上記の患者さんも、事故直後は、

首から肩、腕、手にかけて痛みとしびれがあり、

椎間板ヘルニアの症状だけではない感じでした。

 

この場合、最初から頸椎ヘルニアの施術を

行うと、痛みが強くでることがあるので、

まず、首を動かさないで、できる施術から

スタートします。

 

痛みがあるということは、炎症が起きていることに

なるので、施術もリハビリも、まずアイシングを

行います。

 

よく、湿布やアイスノン、アイスパックで冷やす人が

いますが、炎症を早くおさえ痛みを軽減させたい

のであれば、氷水が一番効果があります。

 

約10分から15分冷やしてもらって、痛みが完全に

消えるまでは、1日、2~3回冷やします。

 

気をつけないといけないのは、炎症がおさまっていない、

痛みが消えていないときに、お風呂なので温めると

悪化します。

 

火に油を注ぐことになるので、痛みが完全に消えるまでは

温めることは止めて下さい。

 

アイシングをおこなったあとは、接骨院では

超音波治療によって、損傷した靭帯を修復します。

痛みが軽減したら、飛び出した椎間板を動かします

交通事故による頸椎ヘルニアは、

痛みが強く出ていることが多いので

最初は、首を動かさないで施術を行います。

 

椎間板が事故によって後ろに飛び出して

しまったので、前に押し込む必要があります。

 

写真のように、首の後ろを持ち上げるように

施術を行うのですが、この時に、少し牽引をしてから

頚椎を椎間板が上手く動きます。

 

椎間板は、首を少し反らすと前に移動するのですが

椎間板が大きく飛び出してしまった状態では

反らすだけでは、移動しないので牽引を加えます。

 

頸椎ヘルニアの治療で病院で牽引しても

なかなか治らない場合は、椎間板が

大きく飛び出している可能性が高いです。

 

椎間板が動き出したら、痛みが出ない範囲で

呼吸を使って頸椎を押し込んだり、首を回して

椎間板を動かしていきます。

 

椎間板が上手く動けば、首が回せるように

なっていき、痛みも軽減していきます。

頚椎ヘルニアの症状

頚椎ヘルニアの症状は、大きく分けると

2つあります。1つは痛み、もう1つはしびれです。

 

痛みは、首の骨の上に出ることが多いです。

首の骨は、7つあるのですが、ヘルニアになりやすい

場所は、5番、6番、7番に出ることが多いので、

その周辺に痛みが出ます。

 

ちょうど、首の下から背中の上のあたりです。

 

しびれは、首から肩、腕、手、指先に出ることが

多いですが、もう一つあります。

 

それは、肩甲骨と背骨の間です。

初期であれば、ここは、頸椎ヘルニアではなく

背骨の歪みや筋肉痛、こりだと思い込んでしまう方が多いです。

 

時間が経っても、しびれが消えず、悪化していき

病院でMRIを撮ったら、頚椎ヘルニアだっと気づく

パターンが多いです。

 

頚椎ヘルニアが悪化している場合は、

症状が下がっていきます。特に

しびれが分かりやすいですが、

首や肩のしびれが、腕や肘、手や指先に

降りてきた場合は、悪化しています。

 

腕や肘、手や指先のしびれは残っているけど

首や肩のしびれが消えて、良くなったと思う方が

いますが、実は、これも悪化しています。

 

症状が上っていったら良くなっている

症状が下がっていったら悪くなっていると

思ってください。

もしも、交通事故で頸椎ヘルニアなってしまったときの対処法

交通事故にあったら、どんな症状でも

直ぐにMRI写真が撮れる病院で診てもらう

ことをお勧めします。

 

よく、あるのが、我慢できる痛み、しびれだったので

病院に行かず、何もしないまま放置していたら

徐々に痛みやしびれが悪化していくケースです。

 

この時には、事故直後よりも、状態が良くないので

完治するまでに時間がかかり、慢性化する可能性が

高いです。

 

なので、自分の身体を過信しないで

痛みやしびれがなくても、一度、病院で

検査を受けましょう。

 

レントゲンは、骨の異常、つまり骨折などが

分かりますが、筋肉、椎間板、神経などは写らないので

MRI写真を撮らないと分かりません。

 

もし、レントゲンを撮って、ヘルニアと診断された場合は

確定ではなく、疑いがあるということになります。

 

病院では、痛みやしびれをとるために

神経ブロック注射、リリカやロキソニンなどの鎮痛薬

冷湿布などが出されます。

 

いつ、痛みが強くなるか分からないので

先生からの処方は全て受けておきましょう。

 

もし、病院が休日の場合には、救急外来で

診てもらいたいのですが、担当医が必ずしも

専門の先生ではないので、セカンドオピニオンで

直ぐに整形外科で診てもらうことをお勧めします。

 

病院で、レントゲン、MRIを撮ってもらい、

リハビリに通っても症状が変わらなければ

接骨院で施術を受けるのもいいかと思います。

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