交通事故の後遺症でこんな悩みはありませんか？
- 腕の外側や背中が痛い、しびれる
- 痛み止めの薬や湿布を貼ってもきかない
- 首のつけ根が痛い
- 下を向くと痛みやしびれが出る
- レントゲン写真では異常なし
なぜ、交通事故の後遺症は改善しないの？
交通事故にあってむちうちなど首や腰を痛めると
まず病院で身体チェックを受けます。
最初に行うのはレントゲン写真ですが、これは
骨折しているかどうかの確認です。
もしも骨折していなければ、打撲や捻挫として
見なされることが多いです。
手に力が入らない、足が動かない、手足の
感覚がないなどの症状がはっきり出ている
場合はMRI写真を撮って神経が損傷されて
いないかチェックしています。
ですが、軽度の痛みやしびれはMRI写真を
撮らずに、痛み止めの薬と湿布、頸椎カラーなどの
コルセットを渡されて施術が終わってしまうことが
あります。
今回は交通事故の症状で、背中の痛みやしびれが
病院や接骨院に通っても改善しない理由について
解説していきたいと思います。
病院での対応
病院での施術は大きく分けて2つあります。
1つは保存的療法、もう1つは理学療法です。
レントゲン写真で異常がなく、症状も軽度であれば
安静にして様子を見ることになります。その時に
ロキソニンなどの痛み止めの薬や湿布が出されます。
痛みがあり、苦痛であれば注射をうち
コルセットで固定することになります。
神経に損傷がなく、症状が軽度であれば、保存療法で
改善することもありますが、時間がかかったり、変化がない、
悪くなることもあります。
何度も注射をうったり、痛み止めや湿布を
貼っても改善しない場合は理学療法に切り替わることがあります。
理学療法とは理学療法士による施術です。
温熱や電気を当てたり、動作能力の回復を図るために
理学療法士と一緒に体操や運動、ストレッチを行ったり
マッサージを受けることができます。
関節のゆがみにより、関節の可動域が減少していたり
交通事故によって筋肉が緊張している場合はとても
こうかがあります。
ただし、施術時間が短いことが多いので
通う日数が多くなり施術期間が長くなる傾向に
あります。
接骨院での対応
整形外科などの病院で施術を受けても
施術時間が短時間でこうかがないと思われた方は
接骨院へ移ることがあります。
接骨院のメリットはしっかり個別対応してくれる
くれることです。
病院では分からなかった痛みやしびれの
根本的な原因を探り、的確な施術を行ってくれます。
ただし、すべての接骨院がそうではなく患者さんが多い
接骨院では病院と同じで電気を当てて短時間の
マッサージで終わってしまうことがあります。
病院から移った場合、レントゲンで異常がないと
伝えるとテストを行わず、病院の施術を引き継ぐ傾向に
あります。
マッサージなど施術期間が長くなることは
ありますが、根本的な原因が分からないまま施術を
行うので一時的に改善しても根本的に改善することは
少ないです。
病院でのレントゲンで異常なしと言われても
痛みやしびれがある場合は、必ず何らかの原因が
あります。
それが分からなければ、痛めた部位だけを施術しても
症状が改善することが少ないです。
特に、痛みやしびれが長引いている場合は、痛みやしびれの
場所と原因が一致することはほとんどありません。
もしも痛めた部位に原因があるならば、適切な施術を受けていれば
直ぐに改善するからです。接骨院に通っても改善しない場合は
痛みやしびれの原因がどこからきているのか知る必要があります。
背中の痛みやしびれが消えない原因とは
本題に入りますが、交通事故によって背中や腕の痛みや
しびれが出ている場合は首に問題があることが多いです。
特に、背中に痛みやしびれが出ている場合は
頸椎ヘルニアの可能性が高いです。
症状が軽いと腕や背中をストレッチしたり、マッサージして施術が
終わってしまいます。根本的な原因が首にあるので、首の施術を
行わなければ症状は改善しません。
腕や背中の痛みやしびれで何度も接骨院や病院へ通っても
改善しないのはそのためです。
首や背中の痛みやしびれで考えられる原因は
・筋肉の緊張（斜角筋症候群）
・骨のゆがみ（椎間孔狭窄症）
・神経の圧迫（頸椎ヘルニア）
があげられます。
もしも交通事故にあわれて、施術を受けても
腕や背中の痛みやしびれが消えない場合は
首のMRI写真を撮ることをお勧めします。
まとめ
交通事故の後遺症で背中の痛みや腕のしびれが消えなくて
病院や接骨院に何回も通っても改善しない患者さんを
多く見てきました。
気になるのが、症状が軽い場合は対処療法といって
痛い部分しか治療せず、他の部位を施術しないことです。
背中が痛いとき、背中に原因があることもありますが
他の部位に原因があることも事実です。
ですので、痛みやしびれがどこからきているのか
徹底的に身体チェックを行って見つけ出すことが
施術よりも大切です。
原因が分からないまま施術を行っても
通う回数が増えるだけで時間とコストの無駄になります。
患者さんは、素人などで先生の言うことを真面目に
聞いて通いますが、もしも症状が一向に改善しない場合は
セカンドオピニオンをお勧めします。
施術が長引けば長引くほど、なおりが悪くなります。
早期施術が大切ですば、早期原因発見が最も
重要であることを覚えておいて下さい。
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